「腰を後ろに反らすと痛い…」
そんなお悩みはありませんか?
例えば、
- 長時間立っていると腰が痛くなる
- 仰向けで寝ると腰がつらい
- 高いところの物を取ろうとしたときに腰が痛む
このような症状がある方は、腰を反らす動作で痛みが出やすいタイプの可能性があります。
上を見上げたり、後ろを振り返ったりする動作でも、違和感や痛みを感じることが多いのが特徴です。
立ち仕事・ヒール・デスクワークの人は要注意
このタイプの腰痛は、
- レジ業務や警備員など、長時間立ち続ける仕事
- ヒールの高い靴を履く習慣がある方
に多くみられます。
また意外に多いのが、長時間のデスクワークです。
長く座り続けることで、腰の前側から骨盤を支えている「腸腰筋」が縮んで硬くなります。
すると、立ったときに骨盤が前に傾きやすくなり、腰が反りやすい姿勢を作ってしまいます。
原因は「反り腰」にあることが多い
これらの痛みの大きな要因のひとつが、反り腰です。
反り腰とは、
骨盤が前に傾くことで、腰が必要以上に反ってしまっている状態のこと。
中には、
「良い姿勢を取ろう」として
胸を張りすぎてしまい、
逆に腰を痛めてしまう方も少なくありません。
骨盤が前傾すると、
背中側で骨同士がぶつかりやすくなったり、
関節の部分に炎症が起きやすくなります。
その状態を放っておくと、
腰への負担はどんどん蓄積し、痛みが慢性化してしまいます。
改善のカギは「太ももの前側」
骨盤が前に傾く大きな要因のひとつが、
太ももの前側の筋肉の硬さです。
太ももの前の筋肉が硬くなると、
骨盤が前に引っ張られ、反り腰を助長します。
そのため、
- 太ももの前
- お腹まわり
- 背中の筋肉
これらをバランスよく緩め、動かすことがとても大切です。
太ももの前側が緩み、骨盤前傾が改善されると、
反り腰も自然と整い、腰への負担は軽くなっていきます。
反り腰の人が注意したい腰の症状
腰を反らすことで痛みが出る症状には、次のようなものがあります。
- 脊柱管狭窄症
背骨の中を通る神経の通り道(脊柱管)が狭くなり、
歩くと足腰に痛みやしびれが出て、休むと楽になる
「間欠性跛行」が特徴です。加齢とともに増える疾患です。 - 椎間関節性腰痛
背骨の関節部分の炎症が原因。
ゴルフなど、腰を反らしながら捻る動作で痛みが出やすいです。 - 腰椎分離症
成長期の子どもで、スポーツを頑張っている子に多くみられます。 - バーストラップ症
高齢者の反り腰や、バレエ・新体操など
頻繁に腰を反らす方に起こりやすい症状です。
どれも、反り腰の状態が関係しやすいため、
「自分は反り腰かも」と感じる方は注意が必要です。
大切なのは「整えて、動かすこと」
腰痛対策で大切なのは、
腰だけを見るのではなく、体全体を整えて動かすこと。
当院では、
- 筋肉をゆるめる施術
- ストレッチを取り入れた施術
- トムソンテクニックによる脊椎・骨盤矯正
を組み合わせ、
背骨や骨盤の動きを妨げている“錆びつき”を取り除きながら、
動きやすく、負担の少ない身体づくりを行っています。
「もしかして自分かも…」と思ったら
腰を反らすと痛い
立っていると腰がつらい
仰向けで寝にくい
そんな症状に心当たりがある方は、
早めに身体を整えることが大切です。
気になる方は、ぜひ一度ご相談ください。
あなたの身体の状態に合わせて、無理のない改善方法をご提案します。


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