梅雨に入り、ジメジメとした日が続きますね！
この季節になると、体調を崩される方も増えてきますが、他にも
- 足がむくんで重だるい
- 胃がもたれて食欲が出ない
- 何となく疲れが抜けない
といった体の不調を感じる方も多くなります。
その原因のひとつが、「湿度の高さ」＝体の中に余分な水分がたまりやすくなることなんです。
■ 湿度が高いと「水分代謝」が落ちる！？
普段、私たちの体は汗や尿を通じて水分をうまく出し入れしています。
しかし梅雨のように湿度が高い日が続くと、
✅ 汗が蒸発しにくくなる
✅ 体内の水分がうまく外に出ていかない
✅ 体の中に“余分な水”がたまる
こういった状態になります。
東洋医学ではこれを「水滞（すいたい）」と呼び、次のような不調が現れやすくなると考えられています。
■ 「水滞」で起きやすい症状とは？
- 足のむくみ
- 体の重だるさ
- 胃腸の不調（食欲不振・下痢・胃もたれ）
- めまいや頭の重さ
- 朝起きたときのスッキリ感のなさ
特に胃腸は湿気に弱い臓器といわれており、この時期に体調を崩す方の多くが「食欲が出ない」「お腹が緩い」などの症状を訴えます。
■ その他にも…梅雨に体調を崩しやすい原因
「湿気」以外にも、梅雨の時期には体にストレスを与える要因がいくつかあります。
✅ 気圧の変動
→ 自律神経が乱れて、頭痛・だるさ・気分の落ち込み（梅雨うつ）を引き起こします。
✅ 寒暖差
→ 昼と夜の気温差が激しく、体温調整がうまくいかず疲れやすくなります。
✅ 日照不足
→ 幸せホルモン「セロトニン」の分泌が減って、気分が落ち込みやすくなります。
✅ カビ・ダニの繁殖
→ 湿度の上昇でアレルギー・鼻炎・肌トラブルが悪化することも。
■ 梅雨を快適に過ごすためのセルフケア
この時期を元気に乗り切るために、簡単にできる5つのセルフケアをご紹介します。
✅ 1. 湿をためない！温め＆利尿ケア
- 白湯やハーブティー（たんぽぽ茶、はとむぎ茶）をこまめに飲む
- 足湯やお腹を温めて、体の巡りをサポート
- 湯船に浸かることで自律神経も整います
✅ 2. 胃腸をいたわる食事
- 冷たい飲食は控えめに
- 消化の良いものを選ぶ（おかゆ、煮野菜、発酵食品など）
- 梅干し・生姜・味噌・とうもろこし・冬瓜など、水はけを良くする食材がオススメ
✅ 3. 軽い運動で汗をかく
- 朝のストレッチ、散歩、ラジオ体操で代謝を促す
- 汗をかくことで、体にたまった「湿」が外に出やすくなります
✅ 4. 室内環境を整える
- 除湿器やエアコンのドライモードで湿度調整（40〜60％が快適）
- 布団やカーテンなどの湿気対策も忘れずに
✅ 5. 睡眠・生活リズムを整える
- 就寝・起床時間を一定にする
- 寝る前にスマホを控えて、リラックス時間をつくる
- 朝は太陽光を浴びて、体内時計をリセット
■ まとめ
梅雨時期の体調不良は、「湿度」と「水のめぐり」が大きく関係しています。
だからこそ、
● 湿をためない
● 胃腸をいたわる
● 巡りを良くする
この3つを意識して、体調を整えていきましょう。
「最近ちょっと重だるい…」「胃がなんとなく変…」
そんなときは、当院にお気軽にご相談ください😊
体の巡りを整えるケアで、梅雨も軽やかに過ごせる体をつくっていきましょう！
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