日々の生活の中で、首や肩、背中のこりや痛みに悩まされていませんか?
- 首や肩、背中が鉄板のように固まっている
- マッサージをしてもすぐに元に戻る
- 横や上を向くことが難しい
- 頭痛や吐き気を伴う
これらの症状に心当たりがあるなら、それは胸椎が固まってしまっているサインかもしれません。
胸椎は背骨の中で体をひねったり回旋させたりする重要な役割を担っています。胸椎の動きが低下すると、姿勢や体のバランスが崩れるだけでなく、首や肩、背中の痛み、さらには頭痛やめまいなどのトラブルに繋がるのです。
胸椎セルフチェックをしてみよう!
胸椎の状態を簡単にチェックする方法があります。
- 椅子に座り、背筋を伸ばします。
- 両腕を前方にまっすぐ伸ばし、手のひらを合わせます。
- 足腰を正面に向けたまま、腕ごと上体を左右にゆっくり回していきます。
結果はいかがですか?
- 90度まで回せた…胸椎はしなやかな状態です。
- 45度以下しか回せない…胸椎が固まっている可能性があります。
多くの人が45度程度しか回せないことが多いのですが、それは長年の悪い姿勢や生活習慣によるもの。特にデスクワークやスマホの使用が増える現代では、胸椎の動きが低下している人が増えています。
子どもに肩こりがない理由
子どもには肩こりがないことをご存じですか?
とはいっても、最近では肩こりを感じる子供も増えてきましたが・・・
肩こりが起こらない理由には、関節を正しく動かしているというのがあります。
子どもの脳と体には、自然と正しい姿勢や動きを保つ仕組みが備わっています。しかし、成長とともに悪い姿勢や生活習慣が身につくと、次第に胸椎の動きが低下し、不調が現れるのです。
胸椎が固まると起こる不調
胸椎がこり固まると、以下のような不調が現れることがあります。
軽症レベル
- 首や肩、背中のこり
- 長時間のデスクワークやスマホ使用による疲労
中症レベル
- 手や腕のしびれ
- 頭痛やめまい、吐き気
- 息苦しさや胸の圧迫感
重症レベル
- 腰やひざへの痛みの波及
- 自律神経失調症やうつ病
症状が進むと体全体に影響が広がるため、早めのケアが大切です。
胸椎の重要性
胸椎は健康だけでなく、日常生活やスポーツパフォーマンスにも大きな影響を与えます。
- 体のスムーズな動き…胸椎がしなやかなら、上半身と下半身がスムーズに連動します。
- 若々しさの維持…胸椎が柔軟だと、動作がきれいで若々しく見えます。
ゴルフやテニスのようなスポーツでも、胸椎の動きがパフォーマンスを左右します。胸椎が固まっていると動きがぎこちなくなり、パフォーマンスが低下します。
胸椎のしなやかさを取り戻すには
まず大切なのは、日々の姿勢を見直し、胸椎にかかる負担を減らすことが大切です。そのためには長時間の同じ姿勢をしないようにするとか、定期的に体を動かして、筋肉の緊張や、血流が悪くならないようにするといったことが大切です。
また、定期的に体のケアをうけることも大切です。柔道整復術の徒手療法、物理療法で、筋緊張を取り除き、血流改善をおこなうことで、回復しやすい体をつくり、運動療法で動きを作り出していきます。
中には、長時間同じ姿勢が続くことで、脊椎が錆びつき、身体がスムーズに動けなくなる場合があります。その時には、当院のトムソンテクニックによる背骨骨盤矯正がおすすめです。脊椎骨盤矯正を行うことで、関節の錆びつきを取り除き、動きを取り戻していきます。
もちろん、日常生活でやっていただきたいセルフストレッチも伝えていきます。治療は、依存型治療ではなく、私たち施術者と患者様が一緒に取り組む参加型治療が、早く症状が改善され、さらに予防効果もあります。
胸椎をしなやかに保つことは、健康的で快適な生活を送るための第一歩です。ぜひ、今日から取り組んでみましょう!
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