こんにちは、たいようです。
蒸し暑い日が続いていますが、皆さん、体調を崩していませんか?
「最近、なんとなく体がだるい」「食欲がない」「眠りが浅い」そんな不調を感じていたら、それは“夏バテ”かもしれません。
なぜ夏バテになるの?
西洋医学の視点では、
- 室内外の温度差による自律神経の乱れ
- 発汗による脱水やミネラルバランスの崩れ
が主な原因とされています。
東洋医学では、夏の気候を「暑邪(しょじゃ)」や「湿邪(しつじゃ)」と呼び、これが体に侵入すると、
- 気(エネルギー)が消耗
- 水分代謝が乱れる
- 胃腸が弱る(=“脾”の働きが低下)
と考えられています。
どちらの視点から見ても、夏バテは「自律神経の乱れと体のエネルギー不足」が大きな要因です。
夏バテ対策をしよう!
1. 食事で整える
冷たいものの摂りすぎはNG。
おすすめ食材は:
- ゴーヤ・スイカ・きゅうり(体を冷やし、水分補給)
- シソ・生姜・はと麦(湿気を追い出す)
- ビタミンB1(疲労回復)…豚肉や大豆製品に多く含まれます!
2. 運動で整える(室内でOK!)
夏は無理して外で動くより、室内で効率よく体を整えるのがポイント。
✅たいようおすすめ三大トレーニング
① 脚トレ(スクワット)
→ 血流促進、むくみ予防、代謝アップ
足を肩幅に開き、つま先は少し外側に向けて立ちます。
両手を前に伸ばしながら、ゆっくりお尻を後ろに引くように腰を下ろします。
太ももが床と平行になるくらいまでしゃがんだら、ゆっくり元に戻します。
※膝がつま先より前に出ないようにしましょう!
② 背中トレ(ヒップヒンジ)
→ 自律神経の安定に効果的
足を腰幅に開いて立ち、膝を軽く曲げます。
背中をまっすぐに保ったまま、お尻を後ろに突き出すようにして上体を前に倒します。
太ももの裏が伸びたら、ゆっくり元の姿勢に戻します。
※背中が丸くならないように注意!
③ 胸トレ(プッシュアップ)
→ 呼吸を深め、自律神経に働きかける
両手を肩幅より少し広めに開いて床につき、体を一直線にキープします。
胸を床に近づけて、ゆっくり戻します。
※キツい方は、膝をついた「膝つきプッシュアップ」でもOK!
👉 ポイント:無理なく1日2セット、呼吸を意識して行いましょう!
東洋医学で見る夏バテタイプ別アプローチ
東洋医学では、夏バテにはいくつかのタイプがあると考えられています。自分の体質や症状に合った対策を取ることが、夏を元気に乗り切るカギとなります。
まず「気虚タイプ」は、体力が落ちていて疲れやすく、汗をかきやすい傾向があります。
このタイプは、栄養バランスのとれた食事をしっかりとり、十分な睡眠を確保しながら、軽い運動を取り入れることが大切です。
次に「陽虚タイプ」は、冷えを感じやすく、手足やお腹が冷たくなりがちなタイプです。
こうした方には、温かい食事や飲み物を取り入れて体を内側から温めること、そして冷房の使い過ぎに注意することがポイントです。
最後に「痰湿タイプ」は、体の水分代謝がうまくいかず、むくみや下痢、体の重だるさが出やすくなります。
このタイプには、適度に汗をかくような運動を取り入れたり、冷たい食べ物や飲み物を控えることが効果的です。
このように、夏バテといっても体質によって対策は変わってきます。自分の体に合ったケアを見つけて、今年の夏を元気に乗り越えていきましょう。
夏バテに効くツボ
✅ 足三里(あしさんり)
膝下の外側、指4本分下。
→ 胃腸を元気にし、免疫力も高める万能ツボ!
✅ 気海(きかい)
おへその下、指2本分のところ。
→ 「気」のエネルギーの貯蔵庫。全身の活力アップ!
✅ 中脘(ちゅうかん)
みぞおちとへその真ん中あたり。
→ 胃の不快感や、消化機能の回復に。
👉 お灸やツボ押しで、ゆったり刺激してみましょう。
たいようからのひとこと
日本の夏は、まさに“暑邪・湿邪・寒邪”が混在する、体にとって試練の季節。
けれど、毎日のちょっとした「ケア」と「気づき」で、元気なカラダを保つことができます。
🌿 たいようでは、夏バテに効果的な鍼灸ケアやセルフケアのアドバイスも行っています。
お気軽にご相談くださいね!
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