日常生活の中で意識してほしいことの一つに「姿勢」があります。
その中でも、体の土台となるのが 骨盤の位置 です。
例えば、
- 骨盤が前傾すると → 反り腰
- 骨盤が後傾すると → 猫背
このように、骨盤の傾きは体全体のバランスに大きく影響します。
というより、骨盤の位置が不調の根本原因と言っても過言ではありません。
■ 正しい骨盤の位置とは?
理想は、
前後左右に傾かず、骨盤がまっすぐ立っている状態。
椅子に座ったときに、椅子と一番最初に触れる骨があります。
これを 坐骨(ざこつ) と呼びます。
左右に2つあり、この坐骨に均等に体重が乗ることが理想です。
つまり、
坐骨を基準に骨盤を立てる のが正しい姿勢につながります。
■ 骨盤を立てるための簡単な意識法
① 骨盤に手を当てる
お腹の凹んだところの横に骨盤の縁があります。ここに手を添えて動きを感じてみましょう。
② 坐骨を座面に垂直に“刺す”イメージで座る
柔らかい椅子だと感覚が分かりづらいので、硬めの椅子がオススメです。
③ 坐骨が分かりにくいときは…
座った状態でお尻の下に手を入れ、前後左右に動かしてみてください。
ゴリッと硬い骨があたります。それが坐骨です。
■ 座るときのポイント
- 坐骨を支点にして座る
- 坐骨を椅子に刺すイメージ
- 耳・腰骨・坐骨を一直線にそろえる
この姿勢は、椅子に座ってストレッチするときにも共通して意識してほしい大事なポイントになります。
■ 長時間座るときはどうする?
完璧な姿勢をずっと続ける必要はありません。
むしろ、長時間はリラックスした座り方が理想です。
そこで意識したいのが、
👉 坐骨+背中の3点で体を支える座り方
- 椅子にはしっかり奥まで座る
- 背もたれに軽くもたれかかって力を抜く
- でも“坐骨の位置”は忘れず意識する
これだけで、腰の負担は大きく減ります。
🌞まとめ
骨盤の位置を意識するだけで、姿勢が良くなり、腰痛・肩こりなどの不調の予防にもつながります。
まずは、座るときに 坐骨を感じること から始めてみましょう。
続けていくことで、体の安定感がグッと変わりますよ!
それでも、なかなか姿勢を整えることが難しい場合、
姿勢が崩れることで筋肉が偏って硬くなっている可能性 があります。
その場合は、まず体を正しい状態に戻すことも大切です。
当院では、骨盤の位置を整え、姿勢が維持しやすい体づくりをサポートしています。
「骨盤を立てる感覚が分からない」
「坐っているだけで腰がつらい」
そんな方は、一度お気軽にご相談ください。


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