日頃から、体を整えていますか?
身体を整えることは、
健康な身体をつくり、そしてそれを維持していくためにとても大切なことです。
そして、
「心と体を整えよう」と思ったとき、
多くの方が自然と深呼吸をしますよね。
深呼吸をすると、
気持ちが落ち着いたり、リラックスできたりします。
ですが実は、
その深呼吸によって必ず動いている、とても重要な筋肉があります。
それが、今回のテーマである
**「横隔膜」**です。
横隔膜は、
身体を整えるうえで欠かすことのできない筋肉のひとつ。
今回はこの横隔膜について、
・どんな筋肉なのか
・なぜ身体を安定させるのか
・なぜ深呼吸が大切なのか
を一緒に学びながら、
健康と豊かさを高めていきましょう。
横隔膜とは?
横隔膜は、呼吸の主役となる筋肉です。
腹式呼吸は、この横隔膜がしっかり動かないと行うことができません。
形は、上にふくらんだドーム型。
ちょうど、みぞおち付近で
胸の空間(胸腔)とお腹の空間(腹腔)を仕切るように存在しています。
名前に「膜」とついていますが、
れっきとした**骨格筋(筋肉)**です。
・鍛えれば強くなる
・使わなければ固くなる
という、他の筋肉と同じ性質を持っています。
ただし、
横隔膜は骨を動かす筋肉ではありません。
骨ではなく、
内臓を動かし、支え、整える
という、とても特殊な役割を持っています。
横隔膜の役割
横隔膜がしっかり働くことで、
身体には大きく分けて2つのメリットがあります。
① 内臓を動かし、深部から身体を柔らかくする
横隔膜は、息を吸うと下がり、
息を吐くとドーム状に戻ります。
この上下運動によって、
お腹の中にある内臓が物理的に動かされます。
つまり、
内臓がマッサージされている状態です。
その結果、
・内臓の血流が良くなる
・リンパの流れが促進される
・身体の深部から柔らかくなる
という効果が生まれます。
特にリンパは、
心臓のようなポンプを持たないため、
筋肉の動きによる圧の変化がとても重要です。
横隔膜は、
リンパの流れにとっても、欠かせない存在なのです。
② 腹圧を高め、身体を安定させる
横隔膜がしっかり収縮すると、
お腹の中の圧(腹圧)が高まります。
腹圧が高まると、
・体幹が内側から安定する
・腰や背骨への負担が減る
・腕や脚の力が発揮しやすくなる
といった変化が起こります。
逆に、
腹圧が弱い状態では、
・腰や肩を過剰に緊張させる
・姿勢が崩れやすくなる
・ケガや不調が起こりやすくなる
という悪循環に陥りがちです。
横隔膜を整えることは、
身体の土台を整えることそのものなのです。
横隔膜が体を安定させるのに必要な理由
横隔膜は、
体内にありながら自分で動かすことができる唯一の筋肉です。
安静時の呼吸の約70%は、
横隔膜によって行われていると言われています。
寝ている間も、
無意識のうちに休むことなく働き続けています。
一方で、
深呼吸をするときのように
意識的に動かすことも可能です。
ただし、横隔膜は
身体の深部にあり、動きを感じにくい筋肉。
そのため、
・衰えているのか
・固くなっているのか
に気づきにくい特徴があります。
だからこそ、
意識的に呼吸を行い、動かしてあげることがとても大切なのです。
深呼吸をしよう
横隔膜を鍛え、整える一番の方法は
呼吸です。
呼吸に関して基本的には、
身体全体を使って呼吸をするように指導をしていますが、
横隔膜に意識を集中した呼吸の場合
ポイントは、
・胸を大きく動かすのではなく
・お腹がふくらむかどうか
を感じること。
お腹がふくらむ感覚は、
横隔膜がしっかり動いているサインです。
多くの運動療法でも深呼吸は取り入れられていますが、
「横隔膜を意識して呼吸する」ことは、意外と少ないものです。
意識するだけで、
横隔膜はより効率よく使われ、鍛えられていきます。
⑤ まとめ
横隔膜を整えることで、
・体幹が安定する
・内臓の血流、リンパの流れが良くなる
・回復しやすい身体になる
といった変化が起こります。
当院では、
姿勢を整える際にも
みぞおちからへそ下までの腹圧を意識した
「金本式姿勢調整法」を指導しています。
これは、
横隔膜の働きを最大限に活かすための身体の使い方です。
「深呼吸がうまくできない」
「呼吸が浅い気がする」
そんな方は、
姿勢や身体の硬さが影響している可能性もあります。
身体を整えることで、
呼吸は自然と深く、楽になっていきます。
気になる方は、
お気軽に整骨鍼灸院たいようまでご相談ください。


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