体幹症状一覧

仙腸関節障害 (せんちょうかんせつしょうがい)

・仙腸関節付近がピンポイントで痛い
・下肢への痛み・痺れがある
・長時間椅子に座っていられない
・痛いほうを下にして寝れない
・片足荷重で痛みが大きくなる
・ランニングや大股で歩くと痛い
・歩行開始時に痛みがあるが徐々に楽になる

こんな症状がある方は、仙腸関節障害の可能性があります。

仙腸関節障害とは、仙骨と腸骨の間にある関節が不用意な動作や、繰り返しの負荷により関節に不適合が生じる障害です。一般的に、出産後や中腰での作業、スポーツの着地動作が原因となり、生じることが多い障害です。痛みは骨盤だけでなく下肢などにも放散痛として生じることもあります。 



一般的な治療期間 

70%の方は、疼痛緩和施術や、リハビリなどで改善すると言われていますが、治療期間は、個人差があります。

仙骨の機能と解剖・痛みの原因 

仙腸関節とは、背骨の下部にある仙骨が、骨盤の左右の腸骨と組み合わさってできている関節です。 
上半身の体重を支えているため、いくつもの頑丈な靭帯によって包まれ、補強されています。通常、仙 腸関節の動きは2〜3mmとわずかになります。
重労働・スポーツ・出産などで、骨盤に左右非対称の力が加わることで発症しやすいと言われています。 

日常生活における注意事項 

多くの場合は、日常生活やデスクワークにおける左右非対称の動作や不良な姿勢が痛みの原因となりま す。
座位姿勢では、なるべく足を組まずに正しい姿勢を保持して行うようにしましょう。また、正しい姿勢をしているとしても、長時間の同じ姿勢は、負担がかかります。定期的に体を動かすようにしましょう。

当院での施術

当院での施術では、仙腸関節周囲の血流促進として、手技療法、電気施術、温罨法を行ってまいります。また、周囲の関節のストレッチを行っていきます。また、仙腸関節周りの不安定性がある場合は、骨盤の歪みが著明にみられるため、トムソンテクニックにて、仙腸関節の調整を行ったり、安定性を高めるため、高周波EMSにて、筋力トレーニングをおこないます。

症状がひどい場合には、まず、炎症を取り除くために、炎症除去の特殊電気を行ったり、鍼灸治療を行います。また、日常生活での安静指導、骨盤ベルトやコルセットの着用を指導させていただいております。

症状改善に必要な体操 

仙腸関節の不安定性や、股関節周囲の硬さが痛みの原因となっている場合が多いので、インナーマッスルのトレーニング、股関節周囲筋のストレッチを実施しましょう。当院では、効率よくインナーマッスルを鍛えるために、「楽トレ【高周波EMS】」があります。老若男女、幅広い年齢層で行うことができます。 

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