体幹症状一覧

梨状筋症候群(りじょうきんしょうこうぐん)

こんなお悩みはありませんか?

・中腰の姿勢でお尻が痛い
・太ももの裏が痺れる
・長時間の運転が辛い
・ゴルフのスイングで痛みが出る
・おしりの外側あたりに痛みがある
・太ももの後面にかけてしびれがでる
・長く座っているとしびれや痛みが強くなる

上記のあてはまる方は、「梨状筋症候群を患っているかもしれません。

梨状筋症候群とは、腰から足にかけて伸びている坐骨神経が梨状筋と言われる筋肉の下で圧迫・刺激されることで、痛みや痺れなどを誘発する症状です 。スポーツを頻繁に行っている場合に症状が発症するケースが多く、股関節を内側に捻ることで殿部の痛みが誘発されるのが特徴的です。

一般的な治療期間

リハビリを6ヶ月間続けることで半数以上の方の症状が改善すると報告されています。その他の研究では、経過は様々ですが、大半は数ヶ月程度で症状が改善すると報告されています。



坐骨神経の機能と解剖・痛みの原因

坐骨神経は、坐骨を通りおしりの筋肉(梨状筋)を抜け、足へ向かう末梢神経のひとつです。末梢神経は、脊髄からなる中枢神経と体の各部位を結び、体を自由に動かしたり、温度を感じたりする伝導路と言われています。

この神経がお尻を横切るようについている筋肉(梨状筋)によって圧迫されることで、痛み・痺れなどの症状が誘発されます。

日常生活における注意事項

梨状筋症候群は足を組むような座位姿勢や、長時間の着席によって症状がひどくなる特徴があります。座る際はなるべく足を組まずに座りましょう。 また、長時間の同一姿勢は避け、こまめに姿勢を変更しましょう。

梨状筋症候群の治し方

梨状筋症候群による痛みや痺れには、「手技療法」「鍼灸治療」「特殊電気治療」が有効です。
また、不良姿勢によって骨盤が歪んで殿部に負荷がかかる場合、根本的に解決する方法として、骨盤周辺の筋肉をストレッチし筋肉の柔軟性を作り、関節の可動制が低下している場合には、トムソンテクニックによる骨盤矯正を行い、可動制を作りやすくします。また、体の土台となる「インナーマッスル」の機能が低下している可能性もあるため、複合高周波EMSを使って鍛えていくことで姿勢を根本から改善していきます。
さらに自宅でできるケアとして、ストレッチを指導させていただき日常的なケアをしていきます。

症状改善に必要な体操

股関節周りを動かし、お尻の筋肉の柔軟性を高めましょう。また、不良姿勢を改善させるようなストレッチや、坐骨神経の動きをよくするストレッチを定期的に行いましょう。

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