たいようのつぶやき

朝起きた時に、体が痛い!何が原因?

日中の気温差が厳しくなり
身体の不調が起こりやすい季節になってきました。

当院の患者様でも、
朝、起きたときに腰が痛い。
動き出すと少しずつ楽になるけど、起き上がる瞬間がつらい。

と、来院される方が最近増えてきております。

朝の起床時痛を訴える人は、実はとても多いんです。

この「起床時の腰痛」、単純に寝ている間に硬くなるだけではなく、
その奥には、体の“根本的な乱れ”が関係しています。

私の考えでは、体の不調の根本原因は5つあります。

① 回復力の低下
② 血流障害
③ 筋緊張
④ 不良姿勢
⑤ 運動機能の低下

この5つは、それぞれがバラバラに起きているのではなく、
お互いがつながりあって、体の不調を作り出しています。

たとえば、疲れが取れず(回復力の低下)、
体が休まらないまま動き続けると、

筋肉が常に緊張した状態になります(筋緊張)。


緊張した筋肉は血流を妨げ(血流障害)、
酸素や栄養が届かなくなり、老廃物も溜まっていきます。

すると姿勢も崩れて(不良姿勢)、

スムーズに身体を動かせなくなり

動くこと自体がしんどくなり(運動機能の低下)、
また疲れが抜けにくくなる。

このようにして、体は悪循環に入っていくんです。

そして夜、寝ている間はほとんど動かないので、
血流も滞り、筋肉も冷えて固まりやすくなります。

本来なら寝返りを打つことで、体のバランスを保ち、
軽いストレッチのように全身を動かしていますが、
もともと体が硬かったり、疲労が強かったり、
寝返りが少ない人は、筋肉が必要以上にこわばったまま朝を迎えます。

そんな状態で起き上がろうとすると、
まだ動く準備ができていない筋肉が、
動こうとする筋肉に引っ張られて、

筋膜や関節の周囲に負担がかかります。

これが「起床時の腰痛」の正体です。

だからこそ、朝だけ何とかしようとするのではなく、
日常生活の中で、5つの原因を少しずつ整えていくことが大切です。

・日中にこまめに体を動かす(運動機能)
・湯船にゆっくりつかって血流をよくする(血流)
・寝る前に深呼吸や軽いストレッチをする(筋緊張)
・姿勢を意識し、寝具や枕を見直す(不良姿勢)
・しっかり休み、回復の時間をつくる(回復力)

こうした日々の積み重ねが、
朝の腰痛を根本から減らしていくポイントになります。

つまり、起床時の痛みは「寝ている間の問題」ではなく、
「日中の体の使い方が夜に反映されている」ということ。

あなたの一日の体の使い方が、
翌朝の痛みにそのまま現れているんです。

まずは生活習慣を見直していくことが大切で、
更に、当院で治療をうけて
早期に体を整えることも重要です。

当院では、基本施術に加えて
ストレッチと併用することをおすすめしています。

一緒に健康な身体作りをしていきましょう!

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