たいようブログ

ヘルニア・脊柱管狭窄症に「鍼灸×楽トレ」をおすすめする理由

腰椎椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症による腰痛、足の痛み、しびれでお悩みの方に、当院では鍼灸治療と高周波EMS「楽トレ」を組み合わせた施術をご提案することがあります。

なぜ、鍼灸だけではなく、楽トレも組み合わせるのか。

それは、つらい症状を和らげるだけでなく、腰を支えられる身体づくりまで行うことが大切だと考えているからです。

まずは、筋肉の緊張を緩めることが大切

ヘルニアや脊柱管狭窄症がある方は、痛みやしびれをかばうことで、腰やお尻、太ももなどの筋肉が強く緊張していることがあります。

筋肉が硬くなった状態が続くと、身体を動かしにくくなるだけでなく、周囲の血流も滞りやすくなります。

👉 まず大切になるのは、筋肉の緊張を緩め、血流を促すことです。

当院では、その方法の一つとして鍼灸治療を行っています。

鍼灸によって、腰やお尻の表面だけでなく、手では届きにくい深い部分の筋肉にも刺激を加えていきます。

筋肉の過度な緊張が緩むことで、腰や神経周辺にかかっている負担の軽減を図り、身体が回復しやすい環境を整えていきます。

また、血流が促されることで、酸素や栄養が組織に届きやすくなり、疲労物質も流れやすくなります。

鍼灸治療は、単に痛い場所に鍼をするのではなく、身体全体の状態を確認しながら、回復を妨げている緊張や血流の悪さを整えていく施術です。

痛みが楽になっても、身体を支える力が弱いままでは不安定

筋肉の緊張が緩み、痛みが少し楽になったとしても、それだけで十分とは限りません。

大切なのは、その後も腰に負担が集中しにくい身体をつくっていくことです。

私たちの背骨や骨盤は、身体の深い部分にあるインナーマッスルによって支えられています。

特に、お腹の深い部分にある腹横筋などは、腰を内側から支える「天然のコルセット」のような役割をしています。

ところが、痛みのために身体を動かす機会が減ってしまうと、腰を支えるインナーマッスルも徐々に弱くなっていきます。

インナーマッスルが弱くなると…

  • 立っているだけで腰が疲れる
  • 歩くと腰や足がつらくなる
  • 同じ姿勢を続けると痛くなる
  • 腰に負担が集中しやすくなる

そのため、症状を繰り返しにくい身体を目指すには、筋肉を緩めるだけでなく、身体を支える力を取り戻していくことも必要です。

痛みがある方に、自分での筋トレは難しいこともあります

「腰を支えるために腹筋を鍛えましょう」

このように言われた経験がある方も多いのではないでしょうか。

もちろん、身体の状態に合った運動はとても大切です。

しかし、ヘルニアや脊柱管狭窄症による痛みやしびれがある状態で、無理に腹筋運動や体幹トレーニングを行うと、かえって腰に負担をかけてしまうことがあります。

また、自分ではインナーマッスルを使っているつもりでも、実際には表面の筋肉ばかりに力が入り、腰を反らせたり、呼吸を止めたりしていることもあります。

痛みがある方にとって、正しいフォームでトレーニングを続けることは、思っている以上に難しいものです。

横になったままインナーマッスルを刺激する「楽トレ」

そこで活用しているのが、高周波EMSの「楽トレ」です。

楽トレは、ベッドに横になった状態で電気刺激を加え、身体の深い部分にあるインナーマッスルを刺激する機器です。

一般的な低周波の電気刺激と比べて、深い部分まで刺激が届きやすいことが特徴です。

寝た状態で行えるため、腰や膝に大きな動きを加えずに、身体を支える筋肉へアプローチできます。

こんな方におすすめです

  • 痛くて運動を始められない
  • 腹筋運動をすると腰が痛くなる
  • 体力が落ちて運動を続けられない
  • 自分でインナーマッスルを意識するのが難しい

ただし、楽トレは寝ているだけで何でも治る機器ではありません。

身体の状態に合わせて、日常生活での姿勢や歩き方、ストレッチ、自分でできる運動も少しずつ取り入れていくことが大切です。

楽トレは、そのための土台づくりをサポートするものだと考えています。

鍼灸で「緩める」、楽トレで「支える」

当院が鍼灸と楽トレを組み合わせる理由は、それぞれの役割が異なるからです。

鍼灸治療では、硬くなった筋肉を緩め、血流を促し、身体が回復しやすい状態へ整えていきます。

楽トレでは、背骨や骨盤を内側から支えるインナーマッスルを刺激し、腰に負担が集中しにくい身体づくりを進めていきます。

👉 鍼灸で身体を緩める、そして楽トレで身体を支える。この二つを組み合わせることで、症状への対応と、今後の身体づくりを同時に進めやすくなります。

硬くなった状態のまま筋肉を鍛えようとしても、身体をうまく動かせないことがあります。

反対に、筋肉を緩めるだけで、身体を支える力が弱いままでは、日常生活の中で再び腰に負担がかかりやすくなります。

だからこそ、緩めることと支えることの両方が大切なのです。

ヘルニアや脊柱管狭窄症と診断されても、症状は人それぞれです

同じヘルニアや脊柱管狭窄症と診断されていても、痛み方やしびれる場所、歩ける距離、筋力、身体の硬さは一人ひとり異なります。

画像上でヘルニアや狭窄が見つかっていても、現在の症状がすべてそこだけから起きているとは限りません。

症状に関係していることがあるもの

  • お尻や股関節の硬さ
  • 背骨や骨盤の動き
  • 姿勢や歩き方
  • お腹やお尻の筋力低下
  • 足首や膝の動き
  • 睡眠や疲労の状態

そのため、当院では病名だけで施術内容を決めるのではなく、現在の身体の状態や生活状況を確認したうえで、必要な施術をご提案しています。

すべての方に鍼灸と楽トレが必要というわけではありません。

鍼灸を中心に進める方もいれば、身体の状態が整ってから楽トレを始める方もいます。

無理に強い刺激や運動を行うのではなく、その方の回復段階に合わせて進めていくことを大切にしています。

「このままずっと痛いのでは」と不安を感じている方へ

腰や足の痛み、しびれが長く続くと、「このまま歩けなくなるのではないか」「もう手術しかないのではないか」「何をしても変わらないのではないか」と、不安になってしまうこともあると思います。

大切なのは、痛い場所だけを見るのではなく、筋肉の緊張、血流、身体を支える力、姿勢や動き方などを一つずつ確認していくことです。

鍼灸で筋肉の緊張を緩め、身体が回復しやすい環境を整える。そして、楽トレでインナーマッスルを刺激し、腰を支えやすい身体をつくる。

この組み合わせが、今までとは違った身体づくりのきっかけになるかもしれません。

ヘルニアや脊柱管狭窄症による腰痛、足の痛み、しびれでお悩みの方は、一人で我慢せず、一度ご相談ください。現在のお身体の状態を確認しながら、無理のない施術方法を一緒に考えていきます。

※急激に力が入りにくくなった、排尿・排便の異常がある、会陰部にしびれがある、痛みやしびれが急速に悪化している場合は、早めに医療機関を受診してください。

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