実は”足がつる”というのは、単なる疲れではなく、身体からの危険サインかもしれません。今回は、その原因と対策を院長がくわしくお話しします。
なぜ今の季節(6月前後)に増えるの?
「真夏じゃないのに、なぜ足がつるの?」と不思議に思う方も多いと思います。実は6月前後は1年の中でも特に足がつりやすい季節なんです。この時期には身体にとって大きな”3つの罠”があります。
① 気づかないうちの「隠れ脱水」
6月は湿度と気温が上がり、知らないうちに汗をかきやすい時期です。しかし身体はまだ暑さに慣れていないため、水分やミネラル(マグネシウム・カリウムなど)がどんどん失われやすい。「真夏ほど暑くないから大丈夫」と思って水分補給を油断すると、筋肉や神経の働きが乱れ、足がつりやすくなります。
② エアコンによる足元の冷え
6月頃から冷房や除湿を使い始める方も増えてきます。冷たい空気は下に溜まりやすいため、寝ている間に足元だけが冷えやすくなります。すると血流が悪くなり、ふくらはぎがガチガチに硬くなってしまいます。薄手の布団への衣替えも重なり、夜中に足がつる方が一気に増える時期でもあります。
③ 梅雨による自律神経の乱れ
6月は気圧の変化が激しい季節です。気圧が下がると自律神経が乱れやすくなり、血管が収縮して血流が悪くなります。身体がむくみやすくなることで、ふくらはぎへの負担も増えてしまいます。
そもそも、なぜ足がつるの?
こむら返り(足のつり)は、筋肉をコントロールしている「センサー」の誤作動によって起こると言われています。本来、筋肉は伸びすぎたり縮みすぎたりしないよう、脳や神経と連携しながらバランスを取っています。しかし何らかの原因でそのバランスが崩れると、「もっと縮め!」という命令が暴走し、筋肉がロックされた状態になります。これが、あの突然の激痛の正体です。
一般的には「水分不足が原因」と言われがちですが、当院で多く見られるのは「姿勢の歪みによる慢性的な筋肉の緊張」です。体のバランスが崩れたまま生活することで、ふくらはぎが24時間働きっぱなしの状態になっているケースが非常に多いです。
足がつる主な原因
実は「姿勢の歪み」も大きく関係しています
足がつりやすい方の多くに、当院では次のような共通点が見られます。
- 反り腰
- 猫背
- 骨盤の歪み
- 股関節の硬さ
たとえば反り腰になると、身体の重心が前にズレます。すると倒れないようにふくらはぎが常に踏ん張り続ける状態になります。つまり、ふくらはぎが24時間働きっぱなしになっているのです。
放置すると肉離れにつながることも
足がつるというのは、筋肉が限界サインを出している状態です。そのまま無理を続けると、朝の一歩目・急なダッシュ・農作業・スポーツなどをきっかけに、ふくらはぎの肉離れにつながることがあります。
↓「数日後に肉離れした」
→ 最近このようなケースが増えています
特に以下の症状がある場合は、早めのケアが大切です。
- 歩くとピキッと痛む
- 押すと強く痛い場所がある
- 腫れや熱感がある
- 違和感がなかなか消えない
放置すると、かばう歩き方によって腰や膝まで痛くなることもあります。
足がつった時の対処法
もし夜中に足がつってしまった時は、慌てずにゆっくりふくらはぎを伸ばしましょう。
- ひざを伸ばす
- つま先をゆっくり顔の方へ引く
- 呼吸を止めずにじわっと伸ばす
⚠️ 勢いよく伸ばしたり、強く揉みすぎたりすると筋肉を傷める原因になります。やさしく、ゆっくりが鉄則です。
こむら返りを予防するために大切なこと
予防で大切なのは「筋肉を柔らかく保つこと」「血流を良くすること」「身体全体のバランスを整えること」の3つです。
日常でできる予防ポイント
- 寝る前にコップ1杯の水を飲む
- 足首を冷やさない(レッグウォーマーなど)
- お風呂で身体をしっかり温める
- 股関節ストレッチ・ふくらはぎストレッチを習慣に
- マグネシウムやカリウムを意識した食事(バナナ・豆腐・納豆・海藻類)
整骨鍼灸院たいようでのアプローチ
当院では、足がつる・こむら返りに対して、次のような流れで整えていきます。
- 姿勢・骨盤バランスの評価:反り腰や骨盤の歪みがふくらはぎの過緊張を引き起こしていないか確認します。
- 股関節・ふくらはぎのほぐし(手技・ストレッチ):硬くなった筋肉や筋膜を緩め、血流を回復させます。
- 自律神経・血流の調整(はりきゅう):梅雨時期の自律神経の乱れにも、鍼灸は非常に有効です。
- インナーマッスルトレーニング(高周波EMS):骨盤や股関節を支えるインナーマッスルを鍛え、再発を防ぎます。
- セルフケア指導(参加型治療):ストレッチや日常の動き方・冷え対策まで、家でできるケアをお伝えします。
症状の出ている場所だけでなく、「なぜそこが限界を迎えたのか」という根本原因から整えることが、再発を防ぐための鍵です。
▲ 整骨鍼灸院たいようでの鍼灸治療の様子。自律神経や血流の調整にも効果的です。
まとめ|身体の小さなサインを見逃さないで
身体は突然壊れるのではなく、必ず小さなサインを出しています。「足がつる」「身体が硬い」「疲れが抜けない」こうしたサインを放置すると、肉離れや慢性的な痛みにつながることがあります。
三次市・庄原市・安芸高田市・雲南市・飯南町・世羅町の皆さん、毎日農作業や立ち仕事でがんばっておられる皆さんの身体を、整骨鍼灸院たいようは全力でサポートします。
大切なのは、痛くなってからではなく、身体の声に早めに気づいて整えること。
足のつり・こむら返りでお悩みの方へ
整骨鍼灸院たいようでは、姿勢・骨盤・自律神経まで含めて整え、「動ける健康な身体づくり」をサポートしています。
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